【Vue.js入門】Vueの全体像を徹底解説!初心者が押さえるべき特徴と基本概念
Vue.jsの全体像を徹底解説
JavaScriptやTypeScriptを理解している方が次に学ぶべきフロントエンド技術として人気なのが Vue.js です。
ReactやAngularと並ぶ主要なフレームワークでありながら、Vueはシンプルで直感的な書き方ができる点で初心者にも支持されています。
この記事では、Vueを初めて学ぶ方が 「Vueを使えます」と言えるための第一歩 として、Vueの全体像と基本概念をわかりやすく解説します。
※ 学習用に調べた内容を個人的にわかりやすい形にまとめました。文章や内容はAI補助もらいながら作っています。
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Vue.jsの特徴
1. リアクティブシステム
Vueの最大の特徴は「リアクティブ(反応的)な仕組み」です。
変数の値を更新すると、自動的にDOM(画面表示)が更新されます。
開発者は「どう描画するか」を逐一命令する必要はなく、「状態をどう持つか」に集中できます。
2. コンポーネント指向
Vueでは画面を部品(コンポーネント)ごとに分割し、組み合わせてUIを構築します。
これにより再利用性が高まり、保守性の高いアプリケーションを作れます。
3. シングルファイルコンポーネント(Single File Component 👉 SFC)
Vueのもう一つの魅力は、.vue
ファイル形式です。
1つのファイルに template
(HTMLライクのテンプレート)、script
(ロジック)、style
(CSS)をまとめられるため、見通しの良い構成で開発できます。
サンプルコード:最小のVueコンポーネント
VueのSFCを使った最小例を見てみましょう。
※ トップレベルブロックに技術的な順序制約はありませんが、実務では template → script → style に統一するのが一般的とされてます(ESLint: vue/component-tags-order)。
<template>
<h1>{{ message }}</h1>
<input v-model="message" />
</template>
<script setup lang="ts">
import { ref } from 'vue'
// リアクティブな変数を定義
const message = ref('こんにちは Vue!')
</script>
<style>
h1 {
color: green;
}
</style>
このコンポーネントをビルドした後ブラウザで実行すると、入力欄に文字を入力すると即座に見出しが更新されます。
これが Vueのリアクティブシステムの真骨頂 です。
※ 表示値は変わりますが、データベースの更新とかは行っていないです。
- いったん動かしてみてイメージしてみたい場合は、以下のファイルをPCに保存することで、ビルド不要で動きます。ファイル名は任意ですが、拡張子は「.html」です。
<!doctype html>
<html lang="ja">
<head><meta charset="utf-8" /><meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1" /><title>Vue CDN Global</title></head>
<body>
<div id="app">
<h1>{{ message }}</h1>
<input v-model="message" />
</div>
<!-- グローバルビルド(window.Vue)-->
<script src="https://unpkg.com/vue@3.5.11/dist/vue.global.prod.js"></script>
<script>
const { createApp, ref } = Vue;
createApp({
setup() {
const message = ref('こんにちは Vue!');
return { message };
}
}).mount('#app');
</script>
</body>
</html>
動作イメージ

↓

図解:Vueのデータフロー
Vueの基本は「データ → テンプレート → DOM更新」というシンプルな流れです。

つまり、ユーザーの操作もまたデータに反映され、双方向のやり取りが可能になります。
特に v-model
は双方向バインディングを直感的に扱える便利な仕組みです。
※ 双方向バインディング : 画面のUI(入力欄など)とアプリの状態(データ)が相互に自動同期する仕組みです。どちらかを変更するともう一方も即時に更新されます。Vueでは v-model が代表的。
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他フレームワークとの比較
Vueを学ぶ前に、ReactやAngularとの違いも知っておくと理解が深まります。
特徴 | Vue.js | React | Angular |
---|---|---|---|
学習コスト | 低い | 中程度 | 高い |
構文 | HTMLライクなテンプレート | JSX(HTML + JS混在) | 独自テンプレート |
規模 | 小〜大規模に対応 | 中〜大規模が得意 | 大規模向け |
TypeScript対応 | 良好(script setup) | 良好 | 標準 |
開発速度 | 高い | 中程度 | 低め(機能豊富だが複雑) |
Vueは「直感的に書ける」「小規模から大規模まで対応可能」というバランスの良さが特徴です。
※ 個人的にはなんとなくの勘所を掴むまでは結構苦労した感じではあります。私の理解力……💦
Vue.jsを学ぶ上での全体像
Vueを学ぶときの最初のステップは以下の3つです。
-
リアクティブシステムを理解する
ref
/reactive
/computed
/watch
を押さえる
-
コンポーネント分割とデータのやり取り
props
/emit
を使い、親子コンポーネント間でデータを渡す
-
SFCの構造に慣れる
template
/script
/style
の役割を整理する
これを押さえることで、小規模アプリケーションのフロントエンド開発入口に立ったといえると思います。個人的には!
最初やってみた時に感じた疑問などのFAQ
Q. Nodejsは必須?
A. いいえ。CDN版(1枚HTML)はNode不要です。SFC(.vue)やTypeScript/SCSSを使う場合は開発・ビルド(jsへの変換)時にNodeが必要。NuxtのSSRは本番でもNode等の実行環境が必要です。
Q. <template><script><style>
の順は必須?
A. 技術的には自由。ただし実務では template → script → style
に統一するのが定番(ESLint: vue/component-tags-order
で強制可能)。
Q. CDNは公式?
A. unpkg
/jsDelivr
は「公式ドメイン」ではありませんが、公式ドキュメントでも紹介される一般的なCDN。本番は **.prod.js
を『バージョン固定』**で使うのが安全です。
(例)`https://unpkg.com/vue@3.x.y/dist/vue.global.prod.js`
Q. TypeScriptはCDNだけで使える?
A. 基本は不可(ブラウザはTSを理解しない)。SFC/TSを使うなら Vite などのビルド環境が必要です。
Q. まず何から学べば?
A. 「CDNで『動く体験』→SFC→ルータ/状態管理→Nuxt(必要ならSSR)」の順がよさそうです。
👉 まとめ
- Vue.jsは 「リアクティブ × コンポーネント指向」 のフレームワーク
- SFC形式でテンプレート・ロジック・スタイルをまとめて書ける
- ReactやAngularよりも学習コストが低く、初心者に適している
- 実際にSFCを触って「入力したら即座に反映される」を体験するのが第一歩
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