選挙の開票速報を見るたびに「ドント方式で○○党は△議席」というテロップが流れます。聞いたことはありましたが、実際にどんな計算をしているのかは知りませんでした。やってみたら知らないことが多かったのですが、実は単純な計算をしているということがわかりました。次の国政選挙に向けて、自分でも試せるツールにまとめてみました。
この記事でわかること
- 比例代表とは何か(30秒で理解できます)
- ドント方式の計算の仕組み
- 実際に数字を入れて議席配分を確認できるツール
比例代表とは?(前提として30秒だけ)
日本の選挙には大きく2つの仕組みがあります。小選挙区は1つの選挙区から1人だけが当選する方式で、一番多く票を取った候補者が勝ちます。比例代表は候補者個人ではなく政党に投票する方式で、得票数に応じて各政党に議席を配分します。
衆議院・参議院どちらにも選挙区(衆院は小選挙区)と比例代表の両方があり、この比例代表の議席配分に使われているのがドント方式です。
衆議院と参議院では比例代表の投票方式が少し異なりますが、議席を配分する計算にはどちらもドント方式が使われています。
ドント方式の計算の仕組み
計算はシンプルです。各政党の得票数を1、2、3・・・と順番に割っていき、出てきた商を大きい順に並べます。上から議席数分だけ取れば、どの政党に何議席が配分されるか決まります。
例として「A党600票・B党280票・C党120票、議席数3」で試してみます。
| ÷ | A党(600票) | B党(280票) | C党(120票) |
|---|---|---|---|
| ÷1 | 600 ① | 280 ③ | 120 |
| ÷2 | 300 ② | 140 | 60 |
| ÷3 | 200 | 93 | 40 |
商を大きい順に3つ取ると①600・②300・③280となり、A党2議席・B党1議席・C党0議席という結果になります。「割り算して大きい順に取るだけ」——これがドント方式の全体像です。
計算ツールで試してみる
政党名と得票数を入力して「計算する」を押すと、割り算の表と議席配分の結果が表示されます。「サンプルデータを読み込む」で練習用データを自動入力できます。
※ このツールは公民学習・エンタメ目的で作成したものです。計算結果に誤差や誤りがある場合でも責任は負いかねます。実際の選挙結果の参照にはご利用いただけません。
※ ツールは学習・エンタメ目的で作成しています。計算結果に誤差や誤りがあっても責任は負いかねますのでご了承ください。
まとめ
ドント方式は、得票数を整数で割り続けて大きい順に議席を割り当てる計算方法です。難しそうに聞こえますが、やっていることは割り算と大小比較だけでした。次の開票速報のとき、ツールを開きながら見てみると何が起きているかわかるようになる・・・はずです。次の国政選挙を楽しみに待とうと思います。


