「潮が動く時間に合わせて釣行したら、連発した」——ベテラン釣り師からよく聞く話です。
潮汐(ちょうせき)は、魚の行動を大きく左右します。とくにシーバス(スズキ)は潮の動きへの反応が顕著で、同じポイントでも潮周りひとつで釣果がまったく変わります。
このページでは、ブラウザ上で動く潮見表ツールを無料公開しています。外部APIへの通信なし・インストール不要で、開くたびに今日の潮位をすぐに確認できます。ツールの下には潮の種類の見方や、シーバス釣りへの活かし方もまとめました。
今日の潮見表(東京・大阪・福岡)
地点を選んでご利用ください。当日を中心に前後3日の潮位グラフと、翌週の潮周りを一覧で確認できます。
水色のタイルは気象庁が公表する潮位表データに基づいています(出典:気象庁 潮位表/気象庁「潮位表テキストデータ」を加工して表示)。
黄色のタイル(推算値)は調和定数をもとにブラウザ内で計算した推算値です。実際の潮位とは数十分・数cm以上の誤差が生じる場合があります。正確な値は必ず気象庁 潮位表でご確認ください。
気圧・風・波浪・地形・季節変動等による潮位変化はいずれも反映していません。本ツールの情報は釣行の目安など参考情報としてのみご利用ください。航行・磯・堤防・ウェーディング等、水難の危険を伴う行動や安全判断には使用しないでください。
釣行計画・航行計画・安全確認には、必ず 気象庁・ 海上保安庁 などの公的機関が提供する最新情報をご確認ください。
今日の朝まずめ・夕まずめ
日の出・日の入りから「魚の活性が上がる時間帯」を自動計算します。潮見表と組み合わせて、大潮×まずめが重なる時間帯が最強の釣行タイムです。
| 日付 | 🌅 朝まずめ | 🌇 夕まずめ |
|---|
潮見表の見方・使い方
地点と日付の選び方
画面上部のセレクトボックスから釣り場に近い地点(東京湾・大阪湾・博多湾)を選んでください。日付は「前日/翌日」ボタンで1日ずつ、「前週/翌週」で7日単位で移動できます。「今日」ボタンを押すと当日に戻ります。
当日タイル(中央の横長カード)の見方
中央に大きく表示されるのが選択中の日のデータです。
- 満〇〇:〇〇:その時刻が満潮(最も水位が高い)
- 干〇〇:〇〇:その時刻が干潮(最も水位が低い)。数値は推算潮位(cm)
- 狙い目:〇〇〜〇〇:満潮前後2時間。潮が最も動く、魚が活性化しやすい時間帯
- 緑のグラフ背景:釣り狙い目時間帯を視覚化したもの
- 月齢:月齢0〜2・14〜16付近が大潮(満月・新月前後)
前後3日の小タイルの見方
前後3日のタイルはクリック(タップ)すると、そのデータが中央に移動します。釣行候補日を比較しながら「大潮の日はどれか」「どの日が朝マズメと満潮が重なるか」を素早く確認するのに使えます。
潮の種類と釣果の関係
カレンダーに表示される潮周りのバッジ(大潮・中潮・小潮・長潮・若潮)は、月の満ち欠けと連動しています。釣果に直接影響するのは潮位差の大きさと、潮が動くスピードです。
| 潮の種類 | 月齢の目安 | 潮位差 | 釣りやすさ |
|---|---|---|---|
| 大潮 | 0〜2日・14〜16日前後 | 最大 | ◎ 潮がよく動く。魚の活性が高くなりやすい |
| 中潮 | 大潮の前後2〜3日 | やや大 | ○ 大潮に次ぐ釣りやすさ。安定した釣果が期待できる |
| 小潮 | 上弦・下弦前後 | 小さい | △ 潮の動きが少なく、魚の活性が上がりにくい |
| 長潮 | 小潮の末期 | 最小 | ▽ 最も潮が動かない。ベテランでも釣果が落ちる |
| 若潮 | 長潮の翌日 | やや小 | △ 大潮へ向かう回復期。後半になるほど動き出す |
ただし「大潮=必ず釣れる」ではありません。大事なのは潮が動く時間帯(潮止まりの前後)を狙うことで、大潮はその変化幅が大きいぶん魚の反応も出やすい、という理解が正確です。
シーバス釣りと潮の関係
シーバス(スズキ)は潮汐への反応が非常に敏感な魚です。河川・河口・干潟・港湾など様々なフィールドで狙えますが、共通して「潮が動くタイミング」に活性が上がります。
バチ抜けパターン(春・3〜5月)
春になると河川底の砂中に生息するゴカイ類(バチ)が産卵のために一斉に水面近くへ浮上します。これを「バチ抜け」と呼び、シーバスが水面直下でバチを捕食する絶好のシーズンです。
バチ抜けは大潮〜中潮の下げ潮が始まるタイミングに集中して起こります。潮見表で「満潮時刻」を確認し、その後の下げが始まる1〜2時間を狙うのが基本です。ふわふわと流れるバチにはスローなシンキングペンシルやワームが有効です。
バチ抜けパターンの詳しい攻略法(ふわふわバチ・くるくるバチの違い、おすすめルアーなど)は別記事で解説しています。
コノシロパターン(初夏・5〜7月 / 秋〜冬・10〜1月)
コノシロパターンは年2回訪れます。春コノシロ(5〜7月・初夏)と秋コノシロ(10〜12月・ピーク)です。
春コノシロは水温が上がり始める5月ごろから沿岸にコノシロが集まり出す時期です。バチ抜けパターンの終盤(5〜6月の港湾バチ)と時期が重なるため、バチパターンのつもりで出かけてコノシロパターンで釣れる、あるいはコノシロ自体がヒットするケースもあります。ベイトが混在する分、ルアーセレクトが難しくなるシーズンでもあります。
秋コノシロは産卵前の荒食いシーズンと重なり、大型狙いに最も期待できるのがこちらです。10〜12月がピークで、年によっては9月から始まり1月まで続くこともあります。コノシロの群れは大潮前後に潮流の当たる岬先端や河口付近に集まりやすく、潮見表で大潮のタイミングを事前に把握しておくことが釣果を左右します。
筆者の愛用シーバスタックル
参考までに、筆者が実際に使っているタックルを紹介します。スピニング・ベイトキャスティングの2本立てで、河川〜港湾の幅広いシーバス釣りをカバーしています。
スピニングタックル
ロッド:シマノ ディアルーナ S86ML
8フィート6インチのミディアムライト。バチ抜けシーズンのシンキングペンシルから、秋のビッグベイトまで幅広く対応。シーバスロッドとしてのバランスが秀逸で、長く使えます。
リール:シマノ ストラディック CI4+ 3000XGM
軽量で巻き感が滑らか。ハイギアのXGなので手返しが良く、テンポよくキャストを繰り返すシーバス釣りに向いています。
ベイトキャスティングタックル
ロッド:シマノ ディアルーナ B86ML
ベイトモデルの86ML。スピニングと同じ長さ・パワーなので、ルアーを変えての持ち替えがスムーズ。ビッグベイトやバイブレーションをキャストするときに活躍します。
リール:シマノ スコーピオン MGL 151XG 左
バス用として有名なスコーピオン MGLですが、軽量ルアーのキャスト精度が高く、シーバス釣りでも使っています。左ハンドルなのでキャスト後すぐに巻き始められるのがメリット。
バス釣りとまずめの関係
バス釣りでは潮よりも朝まずめ(夜明け前後)・夕まずめ(日没前後)が活性のピークになりやすいです。このページの「今日の朝まずめ・夕まずめ」ツールで釣行日の時間帯を事前に把握しておくと、ランガンや釣り座選びのタイミングを合わせやすくなります。
バス釣りのリグ・ワーム選びは以下の記事も参考にどうぞ。



まとめ
潮汐は釣り人にとって、天気と同じくらい重要な情報です。このページの潮見表ツールを釣行前に確認する習慣をつけるだけで、「なぜあの日は釣れたのか(釣れなかったのか)」が少しずつ見えてきます。
- 大潮・中潮の満潮前後が基本的な狙い目
- バチ抜け(春)は大潮〜中潮の下げ潮開始直後
- コノシロパターンは年2回:春(5〜7月)と秋冬(10〜1月)。大潮前後に大型が動く
- ツールはブラウザで動作し、インストール不要・無料で利用可能
ぜひ次の釣行計画に活用してみてください。


