常吉リグ(ダウンショットリグ)は「結び方さえ覚えれば誰でも使える」リグです。しかし実際には結び方の手順やシンカーとワームの距離に悩む初心者が多い。この記事では常吉リグの結び方・セッティング・フィールド別の使い分けを、ダウンショットリグとの関係も整理しながら解説します。
この記事でわかること
- 常吉リグとダウンショットリグの関係
- パロマーノットによる結び方の手順
- シンカーとワームの距離の決め方
- 野池・都市河川・リザーバー別の使い分け
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常吉リグとダウンショットリグは同じもの?
結論から言えば、常吉リグとダウンショットリグは同じリグです。構造も使い方もまったく同じで、呼び名が違うだけ。1990年代の関西バスブームで国産ルアーブランド「常吉(つねきち)」がこのリグを広めたことから「常吉リグ」と呼ばれるようになり、その後「ダウンショットリグ」が一般的な名称として定着しました。
アメリカでは「ドロップショットリグ」と呼ばれています。名前が3つあって混乱しがちですが、すべて同じリグです。本記事では「常吉リグ」を中心に解説しますが、ダウンショットリグについて詳しくはこちらの記事もあわせてご覧ください。
常吉リグの結び方(パロマーノット)
常吉リグで最も使われるノットがパロマーノットです。強度が高く、初心者でも比較的習得しやすいのが特徴です。
パロマーノットの手順
- ラインを折り返して2本重ねた状態でフックのアイに通す(二重にして通す)
- 2本のラインで輪を作り、ひと結びする
- フック全体をその輪にくぐらせる
- ラインの先端と本線を同時に引き締める
- 余ったラインをカットして完成
ポイント:引き締める前にラインを水で濡らすと摩擦熱を防げて結び目が安定します。フロロカーボン3〜5lbで練習するのがおすすめです。
シンカーの取り付け方
フックをセットしたら、ラインの先端にシンカーをつけます。常吉リグ専用のクリップ式シンカー(スナップ付き)を使うと着脱が楽で根がかりのロスト時も便利です。
| シンカータイプ | 特徴 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| スナップ式(クリップ型) | 着脱が簡単。根がかり時にシンカーだけ外れる | 岩・ゴロタ等の障害物が多い場所 |
| ダウンショット専用(タングステン) | 小型で感度が高い。高比重 | オープンウォーター・ボトム感知重視 |
| ガン玉・スプリットショット | 手持ちで代用可。コスト低 | 試しに使いたいとき・近距離戦 |
シンカーとワームの距離の決め方
常吉リグで最も悩みやすいのがフックとシンカーの間の距離(リーダー長)です。この距離でワームの泳ぐ層と動き方が変わります。
| リーダー長 | ワームの位置 | 適した状況 |
|---|---|---|
| 5〜10cm(短め) | 底近くでアクション | 冬・低活性・リアクション狙い |
| 15〜25cm(標準) | 底から少し浮いた中層 | オールシーズン・初心者に◎ |
| 30〜50cm(長め) | 底から離れた層を漂う | 夏・ウィードエリア・水深のある場所 |
迷ったら15〜20cmを基準にして、バイトが出なければ距離を変えてみましょう。季節別の使い分けはバス釣り季節別攻略ガイドを参照してください。
ワームのセッティング(付け方)
マス刺し(スキュワー刺し)
ワームの頭からフックをまっすぐ刺し、先端を少し出す方法。最もオーソドックスで動きが自然です。ワームがまっすぐになるよう刺すのが釣果アップのコツ。
チョン掛け
ワームの先端だけを軽く刺す方法。ワームの動きが最大限に出るため、ノーシンカーに近い自然なアクションが出せます。ただしフッキングが決まりにくいため、中・上級者向き。
縫い刺し
ワームをS字に縫うように刺す方法。水中でワームが回転せず、真っすぐ泳ぎます。カーリーテール系ワームとの相性が特に良い。
フィールド別の使い分け
野池・小規模フィールド
- 水深が浅い(1〜3m)ことが多いため、リーダーは10〜20cmで十分
- スモールワーム(2〜3インチ)を使い、プレッシャーを下げる
- 護岸際・杭周り・ウィードエッジをピンポイントで狙う
都市河川・運河
- 流れがある場合はシンカーを重めに(3.5〜5g)して底取りを確実に
- 橋脚・消波ブロック際のピンスポットに一点シェイク
- 水が濁り気味なのでアピール力のあるワーム(ファットタイプ)が有利
リザーバー・ダム湖
- 水深があるのでリーダー長を30cm以上に取りやすい
- 縦方向の釣りが主体。バーチカル(真下へのフォール)で使うことも多い
- ボトムの変化(岩・倒木・地形の起伏)を感じながら引くと釣果アップ
おすすめワーム・シンカー
常吉リグに相性のよいワームについてはダウンショット向けワーム10選でまとめて紹介しています。2〜3インチのストレート系・シャッドテール系が使いやすいです。
シンカーはタングステン製の1.8〜3.5gが汎用性が高く、根がかりしやすい場所ではスナップ式を選ぶと根がかりロスト時の損失を最小化できます。
まとめ
- 常吉リグ=ダウンショットリグ。呼び名が違うだけで同じリグ
- 結び方はパロマーノットが定番。引き締め前に水で濡らすのがコツ
- リーダー長は15〜20cmを基準にして状況で調整
- フィールドの水深・流れ・プレッシャーに合わせてシンカー重量とワームを変える


