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揚げ物を食べたいとは思っています。唐揚げ、とんかつ、かき揚げ。でも毎回最後に残るのは、大量の使用済み油という問題でした。鍋に残った油を冷ましてから新聞紙に染み込ませて捨てるか、凝固剤を使うか。どちらにしろ面倒で、結局「まあいいか、外で食べよう」になる回数が増えていました。
ノンフライヤーという調理家電が気になったのは、この「油の後処理」を根本からなくせるという話を聞いたからです。実際にはまだ購入していないので「調べてみた」記事になりますが、コスト面は数字で整理できたので共有します。
【結論】ノンフライヤーの電気代は1回あたり約7〜16円
先に数字だけ書きます。各メーカーが公表している定格消費電力(900〜1,500W)をもとに、電気料金31円/kWhで計算した1回あたりの電気代です。
- 15分の調理:約7〜12円
- 20分の調理:約9〜16円
- 毎日1回20分使った場合の1か月:約280〜470円
機種ごとの内訳は次のセクションの表にまとめました。COSORI(コソリ)など個別の機種で知りたい場合もそちらを見てください。
そして、調べていて一番意外だったのがここです。コスト面の主役は電気代ではなく油代でした。鍋で揚げる場合は油とガスで1回あたり約138円かかります。ノンフライヤーは油代がほぼゼロなので、電気代を払っても1回あたり120〜130円安くなる計算になります。
「電気代が高いのでは」と心配して調べ始めたのですが、実際の電気代は揚げ物1回分の油代の10分の1以下でした。以下、その根拠を順に並べます。
機種別の電気代早見表(主要7機種)
先に断っておくと、実機は持っていません。以下は各メーカーが公式サイトで公表している定格消費電力から計算した試算値です。実際の消費量は予熱の有無・食材の量・室温によって変わります。
計算式は「消費電力(kW)× 調理時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)」。単価は31円/kWhで統一しました。
| 機種 | 容量 | 定格消費電力 | 15分 | 20分 | 1か月 (毎日20分) |
|---|---|---|---|---|---|
| COSORI LITE 2L ミニ | 2.0L | 900W | 約7.0円 | 約9.3円 | 約279円 |
| アイリスオーヤマ FV-M30A-C | 3.0L | 1,200W | 約9.3円 | 約12.4円 | 約372円 |
| レコルト RAO-3 | 約3.0L | 1,200W | 約9.3円 | 約12.4円 | 約372円 |
| COSORI LITE 3.8L SMART | 3.8L | 1,230W | 約9.5円 | 約12.7円 | 約381円 |
| COSORI PRO LE 4.7L | 4.7L | 1,230W | 約9.5円 | 約12.7円 | 約381円 |
| ラッセルホブス 1420JP | 4.0L | 1,300W | 約10.1円 | 約13.4円 | 約402円 |
| COSORI TurboBlaze 6.0L | 6.0L | 1,500W | 約11.6円 | 約15.5円 | 約465円 |
容量・定格消費電力は各メーカー公式サイトの製品仕様(2026年9月時点)によります。
表にしてみて気づいたのは、容量が3倍になっても電気代は1.7倍にしかならないことでした。2.0Lの900Wと6.0Lの1,500Wを比べても、1回あたりの差は6円ほどです。
しかも大容量なら一度に多く作れるので、同じ量を作るなら調理回数そのものが減ります。「電気代を抑えたいから小さい機種にする」という選び方は、必ずしも正しくないことになります。ここは調べる前の予想と逆でした。
COSORI(コソリ)ノンフライヤーの電気代は1回いくらか
ノンフライヤーを調べていると必ず名前が出てくるのがCOSORI(コソリ)です。日本ではVeSyncが展開していて、容量別に複数のモデルがあります。公式サイトの仕様から電気代を計算しました。
| モデル | 容量 | 定格消費電力 | 20分の電気代 | 1か月 (毎日20分) |
|---|---|---|---|---|
| COSORI LITE 2L ミニ | 2.0L | 900W | 約9.3円 | 約279円 |
| COSORI LITE 3.8L SMART | 3.8L | 1,230W | 約12.7円 | 約381円 |
| COSORI PRO LE 4.7L(CAF-L501) | 4.7L | 1,230W | 約12.7円 | 約381円 |
| COSORI TurboBlaze 6.0L | 6.0L | 1,500W | 約15.5円 | 約465円 |
ここで注目したいのは、LITE 3.8L と PRO LE 4.7L が同じ1,230Wだという点です。容量が0.9L違うのに定格消費電力は同じなので、この2機種で迷っている場合、電気代は選ぶ理由になりません。庫内の広さと本体サイズで決めてよいことになります。
最上位のTurboBlaze 6.0Lは1,500Wと数字が大きく見えますが、COSORI初のDCモーター搭載で調理時間の短縮をうたっているモデルです。調理時間が短くなればトータルの消費電力量は下がるので、「1,500Wだから電気代が高い」とは言い切れないと考えています。ここは実機の測定値を見ないと判断できない部分です。
一番安いのは2Lのミニモデルで、1回9.3円・1か月279円。一人暮らしや少量の調理ならこれで足りる計算です。
電気料金の単価別早見表(27円・31円・35円/kWh)
ここまで31円/kWhで計算してきました。これは公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が2022年7月に改定した目安単価で、家電のカタログや比較記事で広く使われている数字です。
ただし実際の単価は契約プランや電力会社によって変わります。検針票やマイページに載っている「電力量料金」を当てはめると、より自分の家庭に近い数字になります。
20分の調理を前提に、単価別に並べたのが次の表です。
| 定格消費電力 | 27円/kWh | 31円/kWh | 35円/kWh |
|---|---|---|---|
| 900W | 約8.1円 | 約9.3円 | 約10.5円 |
| 1,200W | 約10.8円 | 約12.4円 | 約14.0円 |
| 1,230W | 約11.1円 | 約12.7円 | 約14.4円 |
| 1,300W | 約11.7円 | 約13.4円 | 約15.2円 |
| 1,500W | 約13.5円 | 約15.5円 | 約17.5円 |
単価が27円から35円まで上がっても、1回あたりの差は2〜4円です。電気料金の値上がりを理由にノンフライヤーの購入をためらう必要は、あまりなさそうというのが調べた結論でした。
料理別・機種別に電気代を試算できるツール
唐揚げやとんかつなど料理を選ぶと、その調理時間をもとに機種ごとの電気代を自動計算します。複数機種を同時に選んで折れ線グラフで比較でき、お使いの油の量・値段を入力すると従来の揚げ物コストも自分の家庭に合った数字になります。こういうツールは他にあまりないので、ぜひ触ってみてください。
🧮 ノンフライヤー コスト試算ツール
機種ごとの消費電力と料理の調理時間から電気代を計算します
① 機種を選ぶ(複数選択して比較)
② 料理を選ぶ(調理時間が自動入力されます)
🫙 従来の揚げ物の油代(自動計算)
→ 1回あたりの油代:120円 (300ml ÷ 1000ml × 400円)+ ガス代約18円 = 計138円/回
1回あたりのコスト比較
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VeSync COLI211C-BK ブラック COSORI Lite 2L ミニノンフライヤー 価格:10760円 |
ラッセルホブス エアフライオーブン 4.0L 1420JP Russell Hobbs [1420JP] 価格:16500円 |
電気代・調理時間は目安です。実際の値は機種・食材・使い方により異なります。
鍋で揚げる場合とのコスト比較|5年で元は取れるか
「買っても元が取れるのか」は気になるポイントです。初期費用に加え、電気代・油代・メンテナンスコストを含めて試算してみました。
試算の前提条件
| 項目 | 従来の揚げ物 | ノンフライヤー |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円(鍋はある想定) | 10,000〜30,000円 |
| 1回あたりの油代 | 約120円(300ml使用・1L=400円換算) | 0〜5円(少量スプレー) |
| 1回あたりの光熱費 | ガス約15〜20円 | 電気 約8〜12円 |
| 保証期間 | — | 1〜2年(製品による) |
ノンフライヤー側の電気代は、上の早見表で出した1回あたり9〜16円を使います。
従来の揚げ物は油代が大きいです。唐揚げ3人前(約350g)を揚げるには、20cmの鍋で深さ3cm程度の油が必要で、およそ300mlを使います。スーパーで売られているサラダ油1Lが約400円とすると、1回あたり約120円(300÷1000×400円)。ガス代の約18円を加えると合計138円前後になります。ノンフライヤーは油代がほぼゼロなので、1回あたり120〜130円ほど安くなる計算です。
あくまで試算ですが、週2〜3回・本体15,000円程度の機種なら2〜3年で元が取れる計算になるケースが多いです。本体価格が高いほど回収に時間がかかるので、最初の1台はコスパ重視で選ぶのが現実的だと思います。
ノンフライヤーの電気代についてよくある疑問
ノンフライヤーの電気代は高いのでしょうか
他の調理家電と並べると位置づけがわかりやすくなります。いずれも31円/kWhで計算した目安です。
| 機器(消費電力・使用時間) | 1回の電気代 |
|---|---|
| 電気ケトル(1,250W・3分) | 約1.9円 |
| 電子レンジ(1,000W・5分) | 約2.6円 |
| オーブントースター(1,200W・15分) | 約9.3円 |
| ノンフライヤー(1,200W・20分) | 約12.4円 |
ノンフライヤーが他より高く見えるのは消費電力ではなく調理時間が長いからです。1,200Wという数字自体はオーブントースターと同じで、特別に電気を食う家電というわけではありません。
ガス代と比べるとどうなりますか
鍋で揚げる場合のガス代は1回約18円と試算しました。ノンフライヤーの電気代は1回9〜16円なので、光熱費だけを比べるとノンフライヤーがやや安い程度で、大きな差はつきません。差が出るのは油代のほうです。
電気代だけ見ると損なのでしょうか
「電気代がかかるぶん損なのでは」という発想で調べ始めたのですが、数字を並べると逆でした。1回の調理で比べると次のようになります。
| 鍋で揚げる | ノンフライヤー | |
|---|---|---|
| 油代 | 約120円 | 0〜5円 |
| 光熱費 | ガス 約18円 | 電気 約9〜16円 |
| 合計 | 約138円 | 約9〜21円 |
電気代を払ってもなお100円以上安いという計算になります。
予熱をすると電気代は増えますか
増えます。予熱に3〜5分かかる機種の場合、1,200Wなら約2〜3円の上乗せです。予熱不要をうたう機種もあるので、毎日使うなら差が出る部分ではあります。ただし1回あたり数円の話なので、機種選びの決め手にするほどの差ではないと考えています。
揚げ物をやめた理由を整理してみた
揚げ物から遠ざかった理由を挙げると、主に3つあります。
- 油の後処理が面倒:使用後の油は熱いうちに処理できず、冷めてから捨てることになります。凝固剤・新聞紙・油処理袋、どれも一手間かかります
- 換気と片付け:揚げ物後のキッチン周りへの油はねと、換気扇に付く油汚れの掃除がじわじわと負担になります
- 付きっ切りが必要:揚げている間は鍋から目が離せません。子どもに呼ばれても、宅配が来ても、その場を離れられない。我が家では子どもたちが揚げ物好きなのですが、作る側はそれなりに気合を入れないと始められなくなっていました
外食や揚げ物総菜で済ませるという選択もあります。ただ、自分で作った方が安いし量を調整できます。もう少しラクに揚げ物できないかと調べていたところ、ノンフライヤーにたどり着きました。
ノンフライヤーが「油の問題」をどう解決するか
ノンフライヤーは、高温の熱風(最高200〜230℃)を食材に当てて調理します。油を使わないか、使っても少量(スプレー1〜2プッシュ程度)で済みます。仕組みとしてはオーブンに近いですが、熱風が循環する構造のため表面がカリッと仕上がりやすいです。
油を使わない調理なので、後処理の問題は大幅に軽減されます。バスケット(網かご)を洗うだけで完了するモデルが多く、食洗機対応の機種も増えています。換気扇への油はねも、従来の揚げ物と比べてかなり少なくなります。
ただし正直なところ、揚げ物の食感とまったく同じにはなりません。衣はカリッとしますが、油で揚げたときのジューシーさは出にくい機種もあります。特に生の鶏むね肉の唐揚げなど、大きくて水分の多い食材は差が出やすいです。一方、冷凍食品や惣菜の温め直しには、電子レンジよりも食感が良く仕上がるという評価が多くありました。
向いている人・向いていない人
ノンフライヤーが向いている人
- 油の後処理が面倒でそもそも揚げ物を避けている(自分がそうでした)
- 冷凍食品・総菜の温め直しをよくする(電子レンジより食感が良くなります)
- 一人〜三人暮らしで少量の調理が中心
- ヘルシー重視で油の量を減らしたい
向いていない人
- 5人以上の大家族で大量調理が必要(バスケット容量の限界がある)
- 揚げたての食感にこだわりがある(完全再現は難しいです)
- キッチンのスペースが少ない(本体サイズは想像より大きいことが多いです)
- 使用頻度が週1回以下(元が取れにくく、置きっぱなしになりがちです)
耐久性とメンテナンスについて
口コミを調べると、2〜5年が一般的な寿命とされています。壊れやすいのはバスケット(網かご)部分とヒーターです。安すぎる機種(5,000円以下)は「1年で壊れた」系のレビューが目立つ傾向があります。
メーカー保証は1年が標準です。COSORIやレコルトは一部モデルで2年保証を設定しています。保証切れ後の修理費用は読みにくいため、壊れたら買い替えを前提に考えておく方が現実的かもしれません。日常メンテナンスは、バスケットと内側の油汚れを毎回拭き取ることと、月1〜2回の丸洗い程度です。ヒーター部分に油が付着したまま使い続けると故障の原因になります。
調べて絞り込んだ候補機種
実際に購入を検討した機種を価格帯順に並べます。いずれも楽天市場で取り扱いがあり、上のツールで4機種を選んで電気代・元が取れる年数を比較できます。
テスト誌『LDK』のノンフライヤー部門でベストバイに選ばれています(2026年)。2Lクラスとコンパクトで一人暮らしや少量調理向け。食洗機対応バスケットで後片付けがラクです。
過熱水蒸気と熱風を組み合わせた方式です。マイベストの検証では総合4.32点で、そのうち「おいしさ」が4.35と高めの評価でした(2026年9月時点)。楽天のレビュー数も1,300件超と実績があります。
価格.comの「オイルフライヤー・ノンオイルフライヤー」カテゴリで人気4位でした(2026年9月時点・1,748商品中)。4Lのバスケットにオーブン機能も搭載しています。揚げ物以外にもパン・グラタン・ローストチキンなど多用途に使えます。
日本のアイリスオーヤマ製で、サポートや保証の安心感があります。楽天での取り扱いが多く在庫も安定しています。
調べてみた結論
「油の処理が嫌で揚げ物を避けている」という理由でノンフライヤーを検討しているなら、コスト的には一定の合理性があります。週2〜3回使うなら、2〜3年以内に本体価格を油代・光熱費の節約で回収できる試算になりました。
食感については「揚げ物の完全代替ではない」という正直な評価が多いです。一方で、冷凍食品の温め直しや魚・チキンの調理では電子レンジより仕上がりが良く、日常的に使いやすい家電だという感想が目立ちました。購入後に使用頻度が上がりやすいカテゴリだと思います。
私自身はまだ購入していませんが、「試算してみたら意外と早く元が取れる」という結果になったのは想定外でした。もう少し機種を絞り込んで、実際に購入したら結果を追記したいと思います。
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